捕まえたら大事に飼育したい!虫の飼い方:カブトムシ編

念願のカブトムシをGETしたら、次は大事に育ててみたいものです。できるだけ長生きできるよう、環境を整えてあげましょう。

「捕まえたら大事に飼育したい!虫の飼い方・カブトムシ編」としてまとめてみました。

カブトムシの寿命ってどのくらい?

カブトムシの寿命って?

カブトムシは幼虫時代も含めると12か月〜15か月くらい生きています。そのうち成虫の期間は1〜3か月と言われています。つまり卵から孵化したカブトムシは、約10か月前後の間、幼虫として過ごしていることになります。

時期としては、8月下旬〜9月頃まで、長生きしたカブトムシでも10月下旬頃には全て寿命を迎えます。雌の方が比較的長生きすると言われています。

カブトムシの一生

幼虫の期間に体が大きくなり、やがてサナギになって成虫へと変化していきます。

成虫になったばかりのカブトムシは蛹室(サナギのときにいた部屋)で1か月ほど待機しているのです。

成虫になったカブトムシは、餌を食べたり、他のオスと戦ったり、繁殖活動をしたりと忙しく過ごします。

カブトムシの寿命の兆候って?

カブトムシは寿命が近づくとあまり動かなくなり、餌を食べなくなります。また飼育ケースの中でよくひっくり返るようになります。

雌の場合は土に潜って出て来なくなり、雄の場合は土や木の陰などで静かに過ごします。動きが静か、もしくは動きがおかしいときは寿命が近づいている兆候といえるでしょう。

カブトムシの飼育に必要な道具って?

カブトムシの住処を用意しよう

まずはカブトムシの住処を用意しましょう。1匹、もしくはつがいで飼育するのであれば飼育ケース、それ以上であれば衣装ケースほどの大きさがある方が、オス同士が喧嘩しにくくなります。

はじめにケースに発酵マットを4〜5cmの深さになるように敷き詰めます。次にコップやバケツの底など平たいものでマットの表面を押し固めます。
こうすることで雌が卵を産み付けやすくなります。
次に再び発酵マットを10〜15cmの深さになるように追加します。今回は雌が潜れるように押し固めることはありません。

他に必要なものは?

止まり木や樹皮などを置いておくと、カブトムシがひっくり返るのを防いでくれたり、ひっくり返った場合の足場にしたりすることができます。

またケースと蓋の間にディフェンスシートを挟むようにすると、コバエの侵入を防いでくれ、さらに保湿をすることもできます。

土が乾燥したら霧吹きで過湿するようにしましょう。

カブトムシの餌は?

何をあげたらいい?

やはり栄養価の高いカブトムシ用の餌ゼリーがカブトムシの餌としては最も適しています。何故ならカブトムシの好む樹液に似た成分で作られているからです。

また腐りにくいので飼育ケースを清潔に保つことができます。高価なものでなくても、100円ショップで売られているもので十分なので、経済的にも助かりますね。

どうしても果物をあげたいのだけど、という場合は、リンゴやバナナを与えるようにしましょう。ただし果物は腐りやすく飼育ケースの環境が悪くなりがちなので、こまめに餌を取り替えるようにしましょう。

避けた方がよい餌とは?

昔からカブトムシの餌と言えば、スイカやメロンの食べ残しでした。

けれども、それらの水分の多い餌を食べたカブトムシは下痢をしたりおしっこの回数が増えたりしてしまい、結果的に飼育ケースが不衛生になってしまいがちなので、避けた方がよいでしょう。

その他の虫の扱い方についてはこちら → 捕まえたら大事に飼育したい!虫の飼い方:クワガタ編

まとめ

カブトムシの飼い方についてまとめてみました。

せっかく捕まえたのであれば、最後まで責任を持って見守りたいものです。これを通じてお子さんに命の尊さを教えてあげるチャンスでもあるので、是非とも長生きをさせて天寿を全うしてもらいましょう。