昆虫を採集するためには樹液の集まる木を探し、めどをつけておくのがよい方法ですが、他にも自分でトラップを作って自分で仕掛けるという方法もあります。樹液に集まる昆虫を採集するよりも、してやった感があるのでおススメです。
今回は「大量ゲット?昆虫をおびき寄せるトラップの作り方」についてまとめてみました。
昆虫がすきなものって?
昆虫が普段食べているもの
カブトムシやクワガタ、カナブンなどの昆虫は、醗酵して甘酸っぱくなった木の樹液を舐めて生きています。昆虫はそのニオイにつられて集まってくるのです。
昆虫をおびき寄せるためには?
昆虫と言えば甘いものが好きというのが定説です。確かに昆虫を飼育する場合は、甘いものを与えておけばよいのですが、昆虫をおびき寄せるとなると、甘いものを与えるだけでは寄ってきません。
昆虫は醗酵して甘酸っぱくなった樹液が好きなので、同じように甘酸っぱく醗酵させたものを代用すれば、匂いにつられた昆虫をたくさんおびき寄せることができます。
おびき寄せるトラップの作り方
バナナトラップの材料
昆虫をおびき寄せるトラップの代表なのがバナナトラップです。バナナトラップに必要な材料は、以下の通りです。
・バナナ(見切り品の方が安くて熟しているのでなおベター)…適量
・砂糖…適量
・焼酎…適量
・ドライイースト…適量
・ジップロック(大き目)
バナナトラップの作り方
バナナトラップの作り方は、以下の通りです。
1.ジップロックにバナナ、砂糖、ドライイースト、焼酎を入れ、ジップロックの上からよく揉み混ぜます。バナナの皮も適当な大きさに切って入れましょう。
2.日当たりのよい場所や気温の高い場所にジップロックを置いて放置します。
3.時々様子を見て、パンパンに膨らんで破裂しそうだったら空気を抜きます。
バナナが醗酵して臭いくらいに甘く匂っていれば完成です。かなり匂いがキツイので、パンクさせないように気をつけましょう。
仕掛ける場所も大切!トラップを置く場所のポイント
いざトラップを仕掛けに!
バナナトラップが完成したら、実際に仕掛けてみましょう。
夕方、まだ日の残るうちに仕掛けに行くとよいでしょう。暗くなってから仕掛けるとどこに仕掛けたかわかりづらくなってしまいます。
仕掛けてから2〜3時間経ったらトラップの様子を見に行きましょう。
どこに仕掛ける!?
樹液の出ている木に仕掛けても意味がありませんし、近くに樹液の出る木がたくさんあると、虫たちはそちらに行ってしまいます。そうかと言って、樹液の出る木が一本もない場所にはそもそもカブトムシなどはいません。
樹液が出る雑木林などで、樹液が出る木からは離れた普通の木を狙ってバナナトラップを木に塗りましょう。その際、ゴム手袋があると手を汚さずに済むので持参しましょう。
一度仕掛けた場所で採集した後、2、3時間以上経つと、再びかかっている場合もあるので、何度も楽しむことができます。
木に直接塗らない場合は
木に直接塗るのはちょっと…という場合は、排水溝ネットや要らなくなったストッキングなどにバナナトラップを入れて仕掛けてみましょう。ストッキングは木に巻き付けられるので仕掛けやすいというメリットがあります。
この場合、仕掛けた後は必ず回収して自分で処分するようにしましょう。
その他の虫の扱い方についてはこちら → これさえあれば安心!虫取りに必要なものを確認しよう
まとめ
昆虫をおびき寄せるトラップの作り方についてまとめてみました。
自分が仕掛けた罠に見事にたくさんの昆虫がかかっていたら、何だか嬉しくなってしまいますよね!
作戦を練って、下調べをして、是非とも大量の昆虫をゲット!してみてくださいね!